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2009年12月18日 (金)

こんなところが

「ガソリンスタンドでガソリンを入れてエンジンかけようとしたら掛からないんです。」

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お客様からの電話です。

スタンドまでは調子よく走って行って、かけようとしたら「バンッ」と音がしたきりエンジンがかからない。

配線外れなど考えられるところをチェックしてもらいましたが異常なし。

なんだろう?と言うことで、最終的にキャリアカーで引き上げ。

点火系は問題なし。

燃料系もしっかりと動いてる。

圧縮も異常なし。

直接シリンダーにガソリンを垂らせば初爆はある。

吸気系があやしいかと負圧を計ってみるとやはり安定しないというか異常。

「マニホールドでも割れてエアでもすってるかな?」と思いキャブ&マニホールドを取り外し。

そこである事に気付きました。

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こちらが外したマニホールド。

SU1・1/4ツインキャブが着いていた車輌だったのですが、原因はやはりマニホールドにありました。

たまにクラックが入ってエアを吸っている車があったり、ヘッドとの当たり面のガスケットからエアを吸ったりということはありますが、今回はその上をいってました。

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マニホールド外してびっくり。

横のメクラ蓋がきれいに無くなってました。

もちろん、ありえないトラブルではないのですが、非常に珍しいトラブルです。

蓋が無いのですから、そこから空気を吸い込みまくってしまい、きちんと負圧が出ないのは当然。

スタンドでエンジンをかけた瞬間に抜けたんでしょうね。

マニホールド交換して復旧です。

でも遠くへ遊びに行っている時とかではなくてよかったですね。

 

津久井